書くと願いが実現するは本当!脳の仕組みを利用して効果を最大化する書き方のコツ

書くだけで願いが叶うなんて、そんなうまい話ある?怪しすぎる・・・
最近巷でよく耳にする「書くと願いが叶うよ」という言葉。この言葉の真意が分からずにいました。
YouTubeやブログ、書籍でもこういった話を紹介している方ってたくさんいますよね!
本当だとしたらどうしてそういうことが起きるのか、本当のところを知りたい。
そう思っている方もたくさんいるんじゃないかなぁと思います。
私自身、もともと思考や感情の整理で紙に想いを書き殴るということを以前から自然とやっていました。そして妄想日記なんかも(笑)
そうすることで気持ちがスッキリしたり、「あら、自分ってこんなことも考えていたのね」って自分を俯瞰して見られるようになったりして、気持ちがふっと軽くなったんですよね。そして極めつけは妄想日記に書いたことが結構叶っている!!ってことでした。
日常でこういう体験を繰り返し、「書くと願いが実現する」ってこういうことか!というのが最近腹落ちしてきたので、今回は私なりの解釈をお話ししていこうと思います。
私たちは忘れる生きもの
最初からちょっと残酷な話をしますが、私たち人間ってとんでもなく忘れることが得意です。
脳には「ワーキングメモリ(作業記憶)」と呼ばれる領域があって、いま処理している情報が一時的に置かれます。
例えば「スーパーに行くから牛乳を買おう」と思ったり、会話の最中に相手の言葉を理解しようとしたりするときに働くのがこの機能です。秒〜数分のあいだだけ覚えておく必要がある情報です。
でも、このワーキングメモリはとても小さな机のようなもの。同時に置いておける情報はせいぜい7個前後しかありません。
机の上にたくさんの書類を積んだら崩れてしまうように、情報が溢れると、大事なものでも机から滑り落ちてしまう…これが「思っていたのに忘れた」という現象の正体です。
仮に、人間が出会った情報を一つ残らず記憶し続けたとしたらどうなるでしょうか。
- 朝起きて見たカーテンのシワの形
- 通勤中にすれ違った人の表情ひとつひとつ
- 道端の看板に書かれた文字のすべて
- SNSでスクロールした無数の投稿内容
これらを全部覚えてしまったら、脳は情報でパンパンになり、目の前の危険や大事な判断に集中できなくなります。
「大事なもの」と「どうでもいいもの」を区別できない状態は、実は“死”に直結してしまうんです。
野生の時代なら「木の葉の模様」を覚えるより「今そこにトラがいる」という情報を瞬時に拾わないと命を落としてしまいます。
だから脳は進化の過程で「忘れる力」を選び取りました。
不要な情報はどんどん捨てて、
- 危険回避
- 食料の確保
- 仲間との関係
こうした「生存に直結する情報」だけを優先するようになったのです。
つまり、忘れることは不完全さではなく、限られた脳のリソースを生き延びるために最適化した仕組み。
これこそが人間の最強の生存戦略なんです!
ただし、この仕組みには一つ弱点が…。
「命に直結しないけれど人生に大切なこと」——夢や目標、未来のビジョンなどは、優先度が低く設定されるために忘れてしまうということ!
だからこそ、「書く」という行為が重要になるんですね。
書いて残すことで、脳が勝手に捨ててしまう“生存には直結しないけれど大事な願い”を、外に保存しておける。
さらに繰り返し目にすることで脳が「これは重要だ」と認識し、長期記憶にも刻まれやすくなるのです。

意外と脳みそって原始時代のまま変わっていないってことだね

そうそう!人間の歴史から見ると、現代みたいに安心安全に暮らせる時代って結構最近ってことがよくわかるよねぇ
書くことで起きる変化
「書くと願いが叶う」というのは、決してオカルトでも魔法でもありません。
それは人間の脳の仕組みや心理的な働きを考えると、とっても自然なプロセスってことがよくわかるはずです。
言語化が「曖昧」を「具体」に変える
頭の中で考えている願望は、たいていぼんやりしています。
「素敵な暮らしがしたいなぁ」「もっと自由に生きたい!」…こう思ってしまいがちですが、これだと抽象的すぎて、脳もどう扱っていいかわからないんです。
どういう生活が自分にとって豊かな生活なのか?自由って何から解放されることなのか?と、書くときに自分の心地よい状態をきちんと細かく言語化することで、その願いに輪郭が与えられます。
「素敵な暮らし」→「朝はゆっくりコーヒーを淹れて、本を読める時間を持つ」
こうやって具体的に変換された瞬間、脳は「これは現実的な行動に落とし込める!」と理解できるようになるのです。
脳は「想像」と「現実」を区別できない
脳科学の研究では、想像したことと実際の体験を処理する神経回路が驚くほど似ていることがわかっています。
つまり、繰り返し願望を書き、何度もその未来を臨場感を持ってイメージすることで、脳は「それはもう現実に起きていること」と錯覚しやすいのです。
すると、日常の小さな選択や行動がその未来に沿うように変わっていきます。
たとえば「英語を使う仕事をしたい」と書いていたら、自然と英語学習の機会に敏感になり、関連する情報や人との出会いに反応できるようになリます。
これは脳が「もうそれは起きていること」と処理しているからなんですね。
書いたことが「選択フィルター」になる
私たちの脳には「RAS(網様体賦活系)」と呼ばれるフィルター機能があります。
これは、膨大な情報の中から「自分にとって大切だ」と思ったものだけを拾い上げる仕組みです。
たとえば「赤い車が欲しい」と思った途端、街中でやたらと赤い車が目につくことがありますよね。
これもRASの働きです。
願望や夢を書き出すと、それが「重要情報」としてRASに登録されます。
その結果、普段なら見過ごしていたチャンスやヒントを自然とキャッチできるようになるのです。
書くことで「行動プラン」に変わる
願望は行動とつながって初めて現実になります。
書き出すことで「やりたいこと」は「やること」へと変換されます。
たとえば「海外で暮らす」と書いたなら、そこから「英語を学ぶ」「ビザの取得方法を調べる」「仕事の選択肢を広げる」など、具体的なステップに落とし込めますよね。
書くことでその未来への道が拓け、ただの夢が行動計画=もう実際に起こることに変わるんです。

「沖縄旅行に行く」を決めると、チケット取ったり、旅行計画を立てたりするのと一緒だね!

海外で暮らすってすごく大きなことのように思うけど、実際脳みその中では「来週末は⚫︎⚫︎に遊びに行こ〜」っていう意図を持つ動きと大差ないんだよね
書いたことを振り返ると「叶った」を実感できる
一度書いたことを振り返ると、「あれ、もう叶ってる!」と気づくことがあります。
これは願望実現の大事なステップであり、同時に自信を育てる瞬間でもあります。
「やればできる」「自分は願いを叶えられる」という自己信頼感が積み重なると、さらに大きな願望にも挑戦できるようになります。
願いが叶う → 自信がつく → 行動する → さらに叶う、という好循環が始まってここまで来ると無双状態に!

最初は「今週末は温泉に行ってリフレッシュする」「前から気になってたカフェでゆっくり過ごす」という身近なところから始めるのが超オススメです!

「私ってちゃんと叶えられるんじゃん!」って思うのが大事だよね
ここで私の実体験をお話しすると、ノートに「職場環境が劇的によくなって仕事がはかどるオフィスになった!」って書いたことがあったんです。
そこからちょっとして、苦手な人や嫌なことを言ってくる人が違うフロアに移動したり、部署異動して別の拠点に飛ばされたり、持病が悪化してほとんど在宅勤務になったり…ミラクルが連発する体験をしました。
ちょっとネチ臭い嫌なことを言ってくる人も手のひら返したかのように優しくなったり。それはもう私が働きやすいように、職場がどんどんカスタマイズされていったんですよね(笑)
ただその渦中にいるときにはノートに書いたことなんてすっぽり忘れていたりします。あとで振り返ってみて、「わ!これ現実化してるじゃん!!」と気づくんですよね。不思議。
書き方のコツ
続きます
